過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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612:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/07/04(月) 08:29:48.88 ID:Yc4Cln2YP
その行為に違和感を感じない訳ではなかったが、彼の集中の矛先は彼女ではなかった

そしてその行動はもちろんテッラにも目に入っている

テッラ「「あなたは、アックアの味方をするのですねー」」

二つのテッラがシンクロした声を出した

ヴェント「そうよ。誰かの命令や頼みではない、自分の意思でアックアに味方するわ」

言葉に偽りは無い

その最終的な目的がアックアの手助けなどではなくとも、表面的な意味で嘘ではない

ヴェント「男同士の決闘とか臭い台詞を言うつもりは無いわ。でも、アンタが二人なら、こっちも二人ってのがセオリーじゃない?」

テッラ「「いいでしょう。ご自由に。ですが、私はどうしても確実にテッラを殺したいのでねェェ!!」」

空間内に伸びた声が響き渡る

そしてその声が潰えそうになる寸前、巨体のテッラは更に増えた

アックア「貴様……!!」

テッラ「「「今更卑怯だとかは、言わないですよねー!」」」

笑う彼を睨む彼

今のアックアの特徴では、複数の数を相手するのは辛い

3対2となれば苦しくなる

それは、まともな思考を廃棄した彼自身も自然に把握していた

つまり、初めての焦りが浮かんだのだ。当然、テッラにとっては面白い事この上ない

だがその二人の表情を変える笑いが、女から生じた

ヴェント「だったらこれでもアンタは卑怯とは言えないわよねぇ、テッラよぉ」

言い切った後、上から、つまり地上から複数と言うには多過ぎる影が降ってくる


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