過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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614:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/07/04(月) 08:30:55.20 ID:Yc4Cln2YP
「あっれー? そう言えばどーしてあなたが立って歩けてるのって、ミサカはミサカは首をかしげて見たり」

建築資材で作ったと言うには、あまりにも粗雑な新しい建物の近くで、幼い声が響く

第7学区の病院跡地付近に建設されたベースには、残り僅かな生き残った人々が集まっていた

その多くは体の各所に包帯を巻いていたりなど、つまり負傷者だった

一方通行は上条の情報を模索すべくここに来たが、まだ見かけたものはいないという結果が得られただけだった

つまり、まだどこかに行ってから帰ってきていないということなのだろう

そこで、偶々この場所に来ていた打ち止めに見付かってしまったのだ

彼らは、天露がしのげるギリギリのラインで生き残った、元々は高層ビルだった建物へ、ベースから歩いて移動している最中である

一方「デカイ声を出すンじゃねェ。テメェの声はただでさえカン高くて鬱陶しいンだ。俺はともかく、他の奴らの事をちったァ考えろ」

打止「はぁい。ってミサカはミサカは小声で応えてみる」

一方「よォし、それでいい」

打止「で、どうしてなの?」

一方「どーしてだろォな。つーか、お前だってネットワークに接続出来てンじゃねェか」

打止「うーん。それがなんでなのかミサカもわかんないんだよね。あの装置が有る以上、能力は使えないハズなんだけど」

と言って、少女は彼より駆け足で先に進み、アンテナが先端に付いた装置の側に立つ

どーいう仕組みなんだろ、と首をかしげる少女の後ろまで歩き、彼も立ち止まった

一方(そりゃァ、あの野郎の猿まねなンざ、こンな機械程度で完璧にすることは出来ねェよな)

一方「行くぞ。テメェはまず、自分の不思議を解決してから、人のことを考えるンだな」

と、言い残して彼は先に歩みを進めた

打止「ちょ、ちょっと待ってよー。ってミサカはミサカはあなたに跳び付いてみたり」

一方「うォっ?! おいガキィ、俺は止まり木じゃねェぞ」

打止「はいはーい。それじゃ、仮説病棟までレッツゴー! ってミサカはミサカは行く先を指し示してみたり」

一方「うるせェテメェで歩け。ンで、麦野達の部屋はどこだァ?」

と、彼は施設、といっても地震でも来ればすぐさま崩れそうな建物の入り口で、少女に尋ねた

麦野と言う名前を聞いて、少女は視線を荒れた地面へ下ろした


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