過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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621:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/07/04(月) 08:34:54.39 ID:Yc4Cln2YP
「麦野が、死ンだだと?」

病院の談話室、というよりは廃墟のオフィスの休憩室で、驚いた声を出したのは一方通行だ

フレンダ「残念だけど、……その通りって訳よ」

疲れた目を更に地へ伏せて彼女は答えた

一方通行が腰かける椅子の隣には、ズズズと空のジュースのストロー音を立てて打ち止めが座っている。その目もまた、爛漫さの対極

一方「あのド級砲を放った、あの麦野が、だと。馬鹿な事言うンじゃねェよ」

フレンダ「私は冗談なんて言う気は無いんだって。事実なんだから」

沈黙。それ以上に言葉が無い両者

一方「……ッ。すまねェな」

言って、彼は立ち上がった

打止「何処へ行くの?」

一方「アイツと話がしたかったンだが、……いないってンなら、どうしようもねェだろ」

打止「………うん、そうだね」

一方「それにクソガキ、そいつを見てみろ」

打止「え?」

少女は言われて、フレンダを見た

うつらうつらとしていて、今にも意識が途切れそうだった

一方通行の発言も、最早聞こえていないようである

一方「目にクマが出来てンだろ。お前も邪魔せずに、休ませてやれ」

打止「わ、分かった。じゃあミサカもお手伝いに戻る」

一方「……あァ、そうしろォ」

打ち止めは奥へ、彼はエントランスへ、その脚を向ける。そして残るフレンダは、中身が少々飛び出しているソファに寝かせられていた

こうして彼は、またも頼るべき存在を失ったのだった

もっと早くに力について知っていれば、或いはこんな結果にはならなかったかもしれない

最早彼が頼れる存在は、一人か

一方(……クソ。こンな時に何処行きやがった、三下ァ)


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