過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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635:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/07/09(土) 18:32:06.32 ID:g/KYvkRnP
この自爆の際に、明らかにテッラの戦意や行動意識は弱まった

自分を含めて何もかもを吹き飛ばそうとしたのだから、当然である

そこに付け込んで、アダムとイブの術式を使って、彼の意識をそのまま止めることに、彼女は成功した

飛寂ながらも、繋がったテッラの意識からは若干の満足感すら読み取れる

ヴェント(満足したツラしやがってさ。ったく、思った以上に手間がかかったが、これであとは帰るだけ―――)

やれやれだ、などと思っていた彼女だが、突如として向けられた意識に驚かされる

女王や最大主教などの力のある人間ならば、この状況であっても意識を失わないだろう

しかし意識を向けているのは、そういうレベルの存在とは異なる感覚がして、似つかわしくない冷や汗が流れた

もし仮に、自分を殺そうとする目的でそれが生じていたなら、既に蹴散らされていただろう

ショッキングすぎる突風の原因である彼女を襲わないということは、そう言う目的ではない

だからこそ、彼女は十二分に気を払って振り向いた

そこに立っていたのは、男

ヴェント「アックア?」

徐々に弱まる閃光の空間で、彼もまた立っていた

すこぶる、剛健に

アックア「……フィアンマの元へ、案内して貰おう」

その声は、強くはっきりしていて、そしてやはり、押し殺したような怒りの念もある


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