過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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[saga sage]
2011/03/26(土) 05:15:25.71 ID:Zr2PdvE8P
『ボストン、ですか』
刀夜「ああ。この場所はローマやイギリスからの援軍の陽動指定地ではないからね。少々派手に頼む」
『でもこの場所だと、No.13の研究所襲撃部隊はともかくとして、一般人も巻き込みますよ?』
青髪からの返答は、至極まっとうなことである
アメリカ軍の目を引き付けるために行われているNYやワシントンへの魔術師たちによる攻撃がないという事は、それだけ市民は落ち着いているという事になる
当然、攻撃を受けている重要二都市の情報が行って、混乱していることは確かだろうが、それでも一般市民がその場所を積極的に離れようとしている訳ではない
しかし青髪の疑問への返答の滑り出しは、非常にスムーズだった
刀夜「そんな被害などいまさら気にしていら……ッ」
『刀夜さん?』
刀夜「ぅ、ん。……なに、少々掠った傷が痛んでね。今麻酔を撃ち込んだから大丈夫だ。それで、爆撃の事だが」
ふぅ、と刀夜は息を吐いた。彼の体には麻酔注入の際に出来たであろう針傷も、もっと言うと痛むようなかすり傷も無い
刀夜「君が操ってる爆撃機ならば、精密爆撃が可能なはずだ。出来る限り深く、しかもピンポイントに攻撃してくれ。最大限、一般の人々を巻き込まない様にな」
『了解。難しいでしょうけど、やってみます』
刀夜「宜しく頼む。オーバーオーバー、地下研究所襲撃班、今の通信は聞いていたかい?」
『No.1 こちらNo.13 聞こえている』
今度は無線の背景に空気を裂く音はしなかったが、代わりに銃声が響いている
刀夜「そこに"イェス"が居る。爆撃機の位置からあと30分弱で爆撃が始まるだろう。情報収集に見切りを付けて、脱出してくれ」
『そうはいってもトーヤよ、爆撃で"イェス"が倒れなかった場合はどうするんだ?』
刀夜「その時のことも考慮に入れて襲撃してるんじゃないのかな?」
『流石トーヤ。勿論、奴を破壊するには十分な物資を準備してあるさ。その時は任せろ。No.30、だからって手加減する必要は無いからな』
『了解してまーす。そっちこそ巻き込まれへんように脱出して下さいよ』
『誰に向かって言ってんだ、フハハッ』
そして、通信終了という表示が刀夜の目の前のモニターに表示された
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