過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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680:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/07/19(火) 10:14:04.96 ID:qc3MRVCnP
最初に動いたのは女王だった

向けた切っ先から、そのまま光の束のようなものが伸びる

それを最大主教は直線的な射撃と判断し、身を僅かに横へ動かして回避を試みた

エリザード「甘いぞ、ローラ!」

その光はそのまま後逸して施設のゲートを貫きつつも、女王の振ったセカンドに従ってしなり、鞭のように最大主教の体へ

光の鞭とも言えるそれの動き自体は、身との間僅か数十cmでありながら、最大主教は確認していて、避けることも出来なくはなかった

だが、その身にそのまま彼女は受けた

もちろん、彼女の剛とは言えない体は容易に薙ぎ飛ばされてしまい、地下鉄のトンネルに沿う様にして体が何度か派手に壁や床にぶつかる

ローラ「今のは、先程の」

少しよろめきつつ、彼女は線路の上で立ち上がった

エリザード「そうだ。あの枝の動きを学んだもの。悪くは無いだろう!」

もう一度切先を向け、射出。光が鞭となって最大主教を襲う

だが、二度も同じ攻撃を食らう程馬鹿ではない。そしてそんなことも分かっている

細く立て横に避け幅の少ない地下鉄のトンネルでの横薙ぎは、それこそ避けるには前か奥へ

剣で長い鞭を操りつつ、女王はもう片手で複数の水の飛沫を飛ばした

避けられる事を想定してなら、これはダメージを狙ったものか

ならば、迎撃すべき

手品のように袖から栞を取り出し、投げつけるとそれは空気の盾を作った

水の飛沫は空気の障壁に当り、バラバラに弾ける

ローラ(ただの水飛沫だった? いや、そんなはずは無し、これは!!)

瞬間、それはブァッと気体に、霧に変化する


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