過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
↓
1-
覧
板
20
681
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga sage]
2011/07/19(火) 10:15:17.26 ID:qc3MRVCnP
明りなど、それこそ施設の前に灯った二つの大きくない炎のみのこの空間で、霧は視界を奪うに十分だった
霧を払うために右手を剣に手をかけた時、煙を割って間合いに入ってくる女王
右手でカーテナを構えるにも、左手で何かをするにも遅い。方法が無い訳ではないが
近接で一番早い攻撃は何か。そんなもの決まっている、肉体による格闘だ
壁に向かって横薙ぎに蹴り飛ばされ、体が壁にバウンドして戻って来たところを、更に掴まれて背負い投げ
施設のゲートの前にまで、最大主教は簡単に投げ戻された
ローラ「ッう! やりたるわね」
それでも、彼女は簡単に立ち上がる。そんな彼女へ、一歩一歩、歩んでくる女王
エリザード「どうした? やはり教会組織の最奥に引き籠り、しょうもない策謀ばかり練っていては、戦闘は苦手だとでも言うのか」
返答をしようとした時には、すぐさまにまた間合いに入られる。そういう隙の作り方
魔術ならば、どうしても最大主教に分が有るだろう。だからこその肉弾戦選択
最大主教が何をするよりも早く、拳が顔面に向けられる。わざと、ギリギリ避けられるラインで
目で追ってしまった最大主教は、顔を逸らしてそれを避ける。その目の動きが不味かった。視認範囲の死角である
元々ブラフでしかなかった腕を簡単に引き戻し、女王は、そのままの体の回転で強引に体を屈めつつ逆の腕をかなり下から振り上げる
強引に、それこそ強引に、女王のアッパーが、しかもそれは顎ではなく右腹部に吸い込まれ、彼女を他の地下鉄よりも少し高い天井へ押し上げる
普通の人間なら、骨折どころか下手をすれば体が千切れるレベルの力で天井にまで押し上げられ、更にバウンドした体が、引力に引かれる
もう一度食らえば、また何処かの壁に飛ばされる。これでは一種のスカッシュ(壁打ちテニス)のようである
落ちて来た女の体に、もう一度女王の拳が向かう。それこそ、体を大きく使った渾身のもの
しかし振り上げた手は、空を切った
エリザード(流石に、何度も許してはくれないか)
思いながらも、彼女は次に来るであろう衝撃を覚悟した
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
1002Res/1390.56 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1299458857/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice