過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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696:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/07/27(水) 03:24:11.96 ID:SDuGfqaSP
必然的にその予測は難しくなる、などと緊張のない声を続けると、反比例的に二人の男の緊張は強まった

まるで、その二人しか周りにはいないかのような雰囲気で、事実、並木道のそこには彼らしか見えなかった

ヴェント「ちょっと、私も居るんだけど? 肩慣らしとか言いながら面倒なことさせやがってさ」

自己主張するように流れた風によって、フィアンマの髪が揺れる

フィアンマ「面倒? テッラの回収はそんなにも手間がかかったか?」

ヴェント「手間も何も、馬鹿みたいに"天使の力"を溜めこんで、その癖そのせいで馬鹿になって大暴れよ。まぁその原因は殆どコイツなんだろうけどさ」

このモスクワにこの二人がいて、テッラがいないと言う事は、既に何処かへ預けて来たということだろう

そういう風な指示は確か昨日寝る前には出していた

フィアンマ「ほぉ。お前とテッラは随分と仲が良いようだな」

アックア「茶化すな」

フィアンマ「おっと、気分でも害したか? それはすまないな」

挑発的

アックア「害すも何もないのである。フィアンマ、貴様、何を狙っているのであるか」

フィアンマ「狙う?」

アックア「大方、今この"終末"を利用したもので有るのであろうが、死者の復活など、神への冒涜の極み。加えて、テッラなどという未熟な者を悪戯に復活させ、無意味な破壊と死を生じさせた」

フィアンマ「悪戯だと」

すこし、疑問符をにおわせる発音だった

アックア「それ以外に何と表せる? その上、貴様は神すらも否定するかのような発言すらしたのだ。悪戯的でなければ、悪魔的とも言えよう」

悪魔的、という表現に、思わずフィアンマは吹き出した

フィアンマ「ハハッ。俺様は何も悪戯で物事を進めたりなどしない。もちろん悪魔に心を売ったわけでもないぞ。何事も理由有ってのことだ」

アックア「ならば、テッラがもたらした破壊や死も全て貴様の考えの内だというのか」


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