過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
1- 20
698:後凄くどうでもいいけど[saga sage]
2011/07/27(水) 03:25:12.48 ID:SDuGfqaSP
フィアンマ「アックア、お前には俺様に対する怒りの感情が必要だった。そしてお前は現に今それを持っている、そういうことだ」

アックア「操り人形にでもしたつもりか」

拳が飛んでくる訳ではないが、アックアの語気は変わらない

フィアンマ「それは一種、正解で、そして誤りだ。お前の中で俺様を壊したい程の爆発的な感情が有る一方で、復活者の性質上、無意識的にも意識的にも俺様に従うという側面が有るだろう」

それまでの少しふざけた様な表情を止めて、声もそれに準じた

フィアンマ「こんなことを言うのもおかしい気がするが、アックア。今は後者に従ってくれないだろうか」

そして今度の語気は、真面目すら通りすぎて、本当に頼みこむような言い方だった

アックア「何を、言う?」

豹変である

フィアンマ「前者を行うに等しい機会なら、必ず来る。それが俺様の最終的な目的でもある。だから、言い方を変えれば」

アックア「……それまで、我慢しろと言いたいのであるか」

フィアンマ「ああ、その通りだ」

首を縦に振ってそう言うと、しばらくアックアはフィアンマの顔をじっと見て

そして、フィアンマの横を通り過ぎた

ヴェント「まさか何事もなしにアックアが引き下がるとはね。拍子抜け」

そう言いながらも、ヴェントの声には安堵の気が含まれていた

それを見て、いつもの余裕を垣間見せる表情に戻って

フィアンマ「当たり前だ。こんなところで暴れては、ロシアの連中が可哀相だろう。ここに居る人間は、助かる為に集まって来ているのだからな」

と言って、彼は並木道を歩んだ。仕方が無いので、テッラの話題を振りつつ、ヴェントもその後ろを追った


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/1390.56 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice