過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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なんで最終的にただの肉を焼いたものになってしまうん?
[saga sage]
2011/07/27(水) 03:26:56.89 ID:SDuGfqaSP
机にとまった一匹を、彼は憂さ晴らしに缶で潰した
上条「衛生的な問題ですなぁ。でも、食糧同様医薬品だって余裕は有るんだろ?」
一方「詳しくは知らねェが、生存者の捜索と同時にそういう物も探してる。続々と、までとはいかねェが、備蓄はそれなりに積ってるみたいだなァ。運が良かったのは、学園都市で使われる水準の医薬品はここでしか作れねェのが殆どだってことだ」
上条「つまり、外部からの輸入に頼って無いから、んでもって逆に輸出してるぐらいだから、数はあると。お、これも旨いじゃん。お前も食うか?」
一方「いらねェ」
上条「んー、上手いんだけどなぁ。……それで、具体的に何人生き残ったんだ?」
さァ、詳しい数は知らねェが、と一方通行が言いかけたところで、見知らぬ男がそばに立っていた
「重傷者300、軽傷者4000、その他2000。合計で約6400人の生存を確認している。正午を過ぎた今現在でこの数だ。多く見積もっても1万を超えるかどうかと言うところだろうな」
上条「あなたは?」
「あー、食事は続けてくれて構わないよ。僕はただの軍医だから。どういう訳か、生存者とかの情報管理をすることになってしまったがね。ちなみに、その内米軍は大体1000さ。思わず、君達の話題に反応してしまった」
一方「っつうことは、だいたい5千人しか生き残ってねェンだな、学園都市の人間は」
「それでも、数十人しか生き残って無いロサンゼルスよりはずっとマシだ。流石と言うべきかな。……もしかしたら、今のアメリカは他の都市ももっと酷いことになってるかもしれないが」
事実として、壊れた都市をいくつか見てきた上条は事実を述べていいのか悩んだ
「200万が1万以下まで下がった主因は、あの巨人だろうがね」
いくら傾けても水滴の降ってこない缶を吸う上条の横で、男は続ける
「停電や集団的な幻覚・幻影作用があったろう」
一方「そォらしいな」
「私もそう聞いている。そしてそれらが、我々アメリカ軍がこの学園都市を接収・占領する為の正当な理由の付けとして、アメリカに仕組まれたものだと言う事も報告があってね」
上条「……」
一方「ンだと?」
「残念ながら、今生きている米軍の生き残りには上級士官が居ないから、詳しいことは分からない。真相は闇の中ってヤツ。知ってるこの情報もただの伝聞だ。ただ、事実として先遣していた特殊工作部隊員の遺体なんかも見付かってる」
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