過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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717:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/04(木) 11:41:36.68 ID:OC/qdsK9P
上条「父、さん?」

食堂の入口からの声へ目を向ければ、そこには父親が立っていた

刀夜「久しぶりだな、当麻。ちょっと前にスイスであったけど、あの時はろくに会話も出来なかったからな。すまなかった」

上条「いや、そんなことは。っていうか、なんでここに居るんだよ?」

少なくとも、"銀貨"の目的は米国であって日本では無い。疑問は当然と言えた

偶々、避難してきたとも考えられるが

刀夜「うーん、話せば長くなる。とりあえず、同じ国の人間が困っているんだから、それを助けようと言うのに理由はいらないんじゃないかな」

相(同じ国とは、日本のことを言っているのでしょうか。それとも、自らが所属しているアメリカのことなのか)

上条の方には背を向けて、彼へ近づいてくる刀夜の言葉に彼女は耳を立てた

上条「でも、その、えっと、大丈夫なのか?」

言い方がどもってしまったのは、的確な言葉が見付からなかったから

米兵がそばに立っていて、しかもそれなりに混雑し始めたこの空間で、"銀貨"の事を口に出していいものか、という配慮の為だ

刀夜「銀貨の事なら、幸か不幸か、知る者は皆亡くなってしまったらしいんだ。生き残った米兵に昔の知り合いが居て、彼らの苦境、というより今の学園都市の苦境を知ってね、協力しようと思ったんだ」

上条「そうなのか。それは、心強い、かな」

この状況下で父親への疑問は自然な反応だったが、しかし彼と彼の父親の親密度合いを考えれば、疑惑の念は彼にとって不自然に感じるものだった

相「当麻、こちらへ」

いつもとは少し低い声で、彼女は背を向けたまま呼びかけた

そのまま、刀夜達が入って来た食堂の外へ誘導する

上条「どうしたんだ?」

相「設定上、私はあなたの親戚です。ということは当然私の存在を上条刀夜も知っていなければなりません」


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