過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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749:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/09(火) 02:56:37.65 ID:7arGJqoCP
「外、か」

周りを一目見て、上条はそこがそれまで居たところでは無いことを知る

瓦礫しかないのだから、当然でもあるが

一方「よォ。お前も出たところか」

上条「お前もってことは、一方通行、と打ち止めちゃん、お前も中に入ったのか」

後ろから声を掛けて来た一方通行の背には、すやすやと寝息を立てる少女が在った

一方「おォよ。しかし、俺と殆ど同じタイミングで出ておきながら、中にテメェはいなかったがなァ」

上条「そうだな。会ったんだろ?」

一方「液体の中で逆さに吊られてる変態にはな」

随分な言い方ではあるが、的を得た表現ではあった

上条「俺も会った、けど、同じように中にお前はいなかった。どういう事だ?」

一方「……さァな。どうせ下らねェトリックだろォよ」

どうにも、一方通行は心ここに在らずと言った感じである

どんな会話をしたというのか

「その通り、下らないトリックさ。もしかしたら局所的に時間を動かした、なんてこともあるかもしれないけど」

そんな彼らの正面から、大人が一人現れる

身を隠せそうな廃墟ならいくらでもあるから、とりわけ不自然な感じはしない

上条「父さん?」

一方「ほォ。おっさンもなかに居たのか?」

刀夜「さして長々会話をした訳ではないがね。殆ど出たタイミングも、そして入ったタイミングも当麻達と変わらない」

一方「で、どんなトリックが考えられるンだ? お聞かせ願おうじゃねェか」

少し得意げに両手を拡げて、上条の父親は口を開く


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