過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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755:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/09(火) 03:00:34.41 ID:7arGJqoCP

ただし、書類の上では、であるが

ワシリーサ「でもってこっちが、再構成者。いや、再生、復活者?」

同じ"天使の力"を扱う者として、比類にされている

復活者、というネーミングで、堂々と

ワシリーサ「"天使の力"の平均的含有量……。やっぱりアレは復活者で、しかも天使に限りなく近い構成。ミーシャ状態のあの子の予測値の方が高いのは、流石大天使ってことね」

寧ろ、それが比較になっている時点で驚異的であると言うべきなのだ

ワシリーサ「自らの"救世主"という特性を利用した、死者復活の前借」

ワシリーサ「ということは、薄々予測が出来ていたけど、あのローマからの流れ者の目的は、やっぱり」

三位一体説が取り込まれている時点で、予測は付いていたが

ワシリーサ「その身自身を神にする。確かに一番確実で強力な救世だけど」

誰もが望むハズのその方法なのだが、しかし、彼女は抵抗を感じる

ワシリーサ(神と言う存在が特定の意思を持った人間ではない漠然とした絶対者だから、信仰は信仰として正常な形なんじゃないかしら)

ワシリーサ(あのフィアンマがどこまでも中立的で絶対的で公平な判断を下せる者だとしても、形を持った神として判断をすれば、その判断に反感を持ってしまう人間が出てくる。言わばルシファーのように)

ワシリーサ「そうなってしまったら、十字教如何に関わらず、信仰は人の心を纏めるものとして、機能する?」

分からない。だが、所詮は人間なのだ

ワシリーサ「やっぱり、神は人であってはいけない。確固たる個として存在してはならない。漠然とした霞みのような存在の方が適切。救済の時など無い方が、信仰としての姿は正しいのよ」

しかしながら、自分一人がこの問題を理解したところで救世主相手にどう対抗しろと言うのだ

少なくとも、行動を起こせるだけの味方が必要だろう

それも、行動がばれないように少人数で、しかも大天使と比較できる"天使の力"を用いる復活者達と戦えるような存在でなければならない

無謀という言葉しか、流石の彼女の頭脳にも浮かばなかった


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