過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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756:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/09(火) 03:01:05.27 ID:7arGJqoCP

椅子代わりに机に腰掛けると、書類の束によって隠されていた何かを押してしまったようで、転がって、ゴトンと言う音を床に生じさせた

ワシリーサ「ん?」

手詰まり感がする中で、彼女はふと床の上のそれに目をやった

ワシリーサ「これは……、遠隔制御する霊装? 相当念入りに造りこまれているみたいね。この様式は、確かイギリス清教のもの」

解析だって魔術師の戦闘の重要な要素だ

その分野ではロシアのトップレベルである彼女が、分からないはずが無い

ワシリーサ「ちょっと待って、これってまさか」

いや、馬鹿な。どうしてこんなものが、こんなに適当に置かれている

警備に安心していたのか? まさかこんなところに在る訳が無いという逆転の発想なのか? それほどまでに価値が無いというのか?

ワシリーサ「禁書目録の遠隔制御霊装」

認識して、窮地を脱せるかもしれないという考えが浮かぶ

ワシリーサ(禁書目録の知識に、もしかしたらフィアンマを止めることが出来るようなものもあるかもしれない。直接的ではなくとも、間接的にも)

ワシリーサ「こんなもの、使わないなんて手は無いわよね」

構造と構成を把握して、彼女は限りなく正式な手段で、力を加える

少なくとも反応が在るハズだ。拒絶でも、今はいい

ワシリーサ「……な」

しかし

ワシリーサ「少しも反応が、無い。対象が無いってこと?」

ということは、つまり

ワシリーサ「あの禁書目録ちゃんはもう、死んでいる?」


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