過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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759:本日分(ry [saga sage]
2011/08/09(火) 03:04:38.40 ID:7arGJqoCP

「物質的な余裕?」

「"前"の時に"幻想殺し"によって施された、他者複数脳との思考・情報協調体系。これによって本来なら頭の片隅に置かれている様な些細な物事すら、増幅されてしまう。責任を感じていることに対しては尚更だ」

「でも、そんなデメリットが有る代わりにメリットもあるんじゃないんですか。思考の深化とか最適化とか」

少女の姿のまま、女は首を傾ける。その仕草で、発育途中の胸が僅かに揺れた

「ああ。23学区の施設が生きている限り単純な能力だけなら、あのビルの彼よりもそれらの点で私は優れている。しかし」

「しかし? まだデメリットがあるんですか?」

「デメリットと言うものではないがね。いくら思考や情報処理性能が高くとも、数千の年を見ている彼には、経験や知識量では圧倒的に劣っているのだよ」

具体的な言葉を返さず、代わりに、彼女は一歩近づいた

そして、男を見上げながら口を開いた。今度は、少し表情を付けて

「不安ですか?」

「まるで無いと言えば、嘘になるな」

すると、そのまま彼女は体を男に預けた

「……何のつもりだ?」

「男の人が不安な時はこうしてあげると良いって、あの雑誌に。経験が無いならリードしてあげるべき、とも」

「そこに書いてある"経験"は、今の話の流れの"経験"とは意味が違うと思うが。ともかく、服を着るべきだな」

「何言ってるんですか。裸をあわせるから良いんじゃないですか」

と言うと、二人は一瞬消え、そして今度はコンクリートの床に男が寝ていて、その上に覆いかぶさるように量産個体の姿をした少女が乗っている形で現れた

空間移動によって体勢を変えたのだ。それ行ったのは、もちろん佐天涙子の姿をした女の方

にやりとした顔を作っているのだから、間違いない。その上、興味本位だからいろいろと性質が悪い

「好きにしろ。……しかしまるでこれは、いつぞやの再現だな」


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