過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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[sage]
2011/08/16(火) 12:16:56.19 ID:o6qpCmN7o
神裂「声を聞く……。超能力のことは詳しくは知りませんが、なかなか特殊なもののようですね。少なくとも、私にはそのような神託を聞いたりすることは出来ません」
「そうなのかい。どちらかと言えば無愛想な子だが、こうして生き残れた以上、俺達にとってはありがたい存在だ。だが、そんな彼女でもあの隕石については知らないみたいだ」
そのまま、男は顎で隕石を示しつつ、「見てろ」と視線を促す
何が起きるのかと思った矢先、隕石の周辺、つまり何かがばら撒かれたあたりが、一斉に緑、緑
ペンキの缶を空からひっくり返したような勢いで、半球状に窪んだ地面が緑化していく
神裂「……これは」
「俺に聞くなよ? わかりゃしないんだからな。中華や旧ソの化学兵器か、学園都市のキチガイ実験生物にも、なんにでも見える。わかるのは、こいつが普通じゃねえってことだけだ」
神裂「一種のコケのようですが、こんなものが他にも?」
「夜が明けてから、ちらほら見かけるぜ。まるでモノホンの植物見たく、太陽光を浴びてそこいらでぼんぼんぼんぼんってな。訳が分からんから近づかないようにしてんのさ」
神裂「そうですか」
頬が泥か埃かなにかで汚れた男の判断は間違っていない
触らぬ神に祟り無し。これは特定の動作で発動する魔術戦に対しても通じるところがあるし、一種の真理でもある
しかし、あのコケは一体何なのか。なぜ隕石が種子でコケなのだ?
そんなことを考えていると、会話が途切れて居心地悪そうな男が提案をしてくる
「なぁ、あんたさ」
神裂「はい?」
「行く当てがないなら、俺らのところへ来ないか。サイキックなら、俺達にとって何か役に立つかもしれないし、食事も、それにえーと、まともなブラも女物のパンツもあると思うぜ?」
神裂「……え? あ、ああああああああああああ、ああああッ!?!?!?!?」
本格的に、今の自らの格好を忘れていた彼女は、「見ないでください!」と、日本語で殆ど叫びつつ
それでいて刀の切っ先は男の首に触れる寸前
男の方も理解できない日本語と音量と刀に驚いて、そりゃもう動けず両手を挙げるのみである。いろんな意味で勘弁してくれと言いたい
結局、顔を真っ赤にした神裂が取り乱したことへの謝罪と、彼らのちょっとしたキャンプまでの案内を頼んだのは数秒後で、男の首は僅かだがちょっと切れていた
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