過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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773:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/08/16(火) 12:19:01.52 ID:o6qpCmN7o

それが意味するのは、彼女のフィアンマに対する感情から、露骨だ

ヴェント「それって、ひ、卑怯だろ。飴と鞭どころか、飴と飴よ」

フィアンマ「鞭が望みなら、くれてやるぞ? 顔中にピアスなんかを付けてたお前なら、そっちの方がお似合いかもな」

ヴェント「あんたが施してくれる時点で、それは全部飴なのよ。……馬鹿」

そう言って、彼女は耐えかねるようにその場を、近すぎるフィアンマから離れていく

フィアンマ「強いて言うなら救世主の術式。その構築は完璧のようだな」

そんな彼女の後姿を見ながらの発言。それに、施設の入り口から出てきた男が応える

「そのようですね。今の彼女の表情、私の知る限りでは初めてだ」

フィアンマ「見ていたのか」

出入り口なのだから、誰かが見ていることは容易に考え付くことだ

「木の皮から生まれたわけではないので。空気を読んだのですよ」

フィアンマ「そう言えば、お前はヴェントがローマに入って来たあたりから知っているのだったな」

「たまたま所属が近かっただけですがね。しかもその数年後に殉職してしまった」

フィアンマ「よかったな。アイツはそれなりに人間らしく成長したようだぞ。お望みならお前にも口付けをくれてやってもいいが」

「ご冗談を。その術式が男性である私に作用しているのは、敬意だけですよ。それよりサーシャ=クロイツェフの報告書は見ましたか」

フィアンマ「悪いがまだだ。今持っているなら、ここで見るぞ」

「研究棟の机の上ですね。詳しくはそこに書いてありますが、彼女から得られた拡張性から、"神の右席"をそのままの性質に合った大天使と合一化させることが出来そうだと言えます。もっとも、そのためには主であるあなたが右方から離れ、他の誰かを据える必要がありますが」

フィアンマ「四大属性がズレたままの大天使属性ならば、その地位にはステイルあたりが適任だろうな。"天使の力"の使用についても、俺様がのっとった事で大規模な展開の経験がある」

「私も適任だと思います。彼を被検体としての使用するのですね」

フィアンマ「ただし、禁書目録との蜜月が終わるまで待ってやって欲しい。正当な休息だからな」

「了解です」

一度会話の流れが途切れたので、男の方は思いついたことを踏まえてメモを書き始めた

それがある程度形になったのを見て、フィアンマは聞いた



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