過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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[saga sage]
2011/08/26(金) 13:30:49.89 ID:nb6vtV28P
だが、それが明確に自分へ害を与える存在であることが明確化したなら、そしてそれが我慢できる限界を超えたなら、人類全体云々以前に、個人と言う観点で見れば、神は敵とも受け取れる
「今破滅をもたらし将来の審判を下す神と、ミサカが聞き取ることの出来る"声"の主、どちらに従うべきなのか、ミサカには判断できませんが」
騎士団長の言葉を聴いて、少女は少し考えて言った
「そのどちらが正しかったのか、その答えを見る方法はあります」
団長「ほぅ。それはどういう方法だ」
「これはミサカだけの言葉ではなく、伝聞なども混じっているのですが、生き残ることです。"神"が正しいなら、生き残れば正しかったという答えを目の当たりに出来る。そして、生き残ろうとするミサカの"声"が正しいのなら、生き残った末に、また復興すればいい」
生き残った末に未来があれば、過去のことを考えることも評価することも忘却することも赦すこともできる。しかし、一方通行に殺された10031号までの個体には、未来は無くなった
彼女の言葉はそういう経験によって出来たものでもある。だからこそ説得力があり、騎士団長も少女の言葉に「そうだな」と頷いた
団長「君だけの言葉ではないと君は言ったが、君に生き残れと言ったのは誰だろうか。君を生かそうとしたその存在に、私は感謝したい」
「言葉だけでなく、行為で示した人も居ます。ミサカの言葉を作るのはそれら全ての人々の結晶である、とミサカは断言します」
「そして、その中の一人が第二王女キャーリサ様なのですが、今どちらにいらっしゃるかご存知でしょうか」
お礼もまともに出来ませんでしたので、と彼女は続けるが、騎士団長はキャーリサという単語を聞いて黙るしかなかった
この少女に生き残れといった彼女は、既に、死んでいるのだから
「……残念だが」と答えた騎士団長に「そうですか」と少女は答えるしかなかった。それでも
団長「出来れば、キャーリサ様が君になんと言ったのか詳しく教えてくれないだろうか」
「わかりました。王女様はミサカに――――」
この少女に第二王女が述べたことは、そっくりそのまま彼への指示として受け取れそうだった
王の座を奪った最大主教の命令にも増して、それは折れかけた騎士団長の精神を補うには十分だった
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