過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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802:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/26(金) 13:32:25.40 ID:nb6vtV28P
一方「まずは一段落か」

背後、というより殆ど傍らから声がした

上条「一方通行か。だけど、ここからだ」

一方「分かってる。無線でのテメェの親父も、気ィ張った声だったしなァ」

上条「そりゃ、緊張もするだろうな。他の都市や国がどれだけ生きていて、どれだけ接近に近づいていて、そしてどれだけ対策できているのか分からない以上、俺達がここで迎撃しないと、多分」

一方「人類、いや、地球の終わりだってのか。安っすい映画だぜ。だが、隕石を撃ち落したところであの化け物どもが永遠と来るんじゃ、学園都市から永久に出られねェぞ?」

彼の疑問は必然である。上条自身も同じ事を考えたことがあった

上条「いや、これは俺の予想だけど、隕石が直撃する予定時間を超えたら、あの破壊者たちはもう現れないと思う」

きっぱりとした声だった。断言するようでもあった

一方「はァ? 根拠はあンのかよ」

上条「理論的な答えはない、けど。あの時が丁度、俺がアレを起こした時だからな」

一方「アレ?」

このアレの事実を完全に知っているのは、それこそアレイスターと上条当麻。そして今の上条刀夜ぐらいであろう

"終末"を引き起こすことになった直接的な原因。それをここで彼に言えるだろうか

寧ろ、全てが終わった後まで自らだけの秘密にしておきたい。出来るならば

上条「……なんでもありませんですよ」

一方「そォかい。ったく、テメェら親子は訳が分からねェことばっかなこった」

上条「父さんが? どういうこと―――」

言い切る前に遮る無線。時間は確実に進んでいた

『広域"幻想殺し"解除、蓄電開始』

幻想殺しのフィールドが消える。ということは

一方「……来るぞ。とりあえず、テメェの親父には注意しとくンだな」

上条「あ、おい一方通行!」

上条が腕を伸ばしながら彼を追うも、掴まるはずも無く

一方通行は誰よりも先に、前と同じく学園都市の東に待っていましたとばかりに現れた大量の破壊者めがけて、周囲の大気を巻き込んで飛び去って行った


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