過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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824:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/26(金) 13:55:34.30 ID:nb6vtV28P
「君はこの状況でも動かないんだね」

同じような会話は、殆ど同じ時間に同じような存在達の間で行われていた

といっても、片方の女は、黒髪の少女の姿をしているが

「今は、彼の番だ。私が下手に動けば、それが彼の妨害になると言う可能性もある」

と、とある中学校の制服を着て、ビルの屋上の、フェンスを超えた外側の淵に腰かけている少女に男のような存在が言った

「ご自慢の他者複数脳との思考共有でも、その可能性とやらは払拭しきれないのか」

「払拭したところで、私に出来る範疇は差ほども多くないからな」

「でも、最近の君は暇そうだね」

「この場所ですべきことは無くなった、と言えるからな」

「後は待つだけと言う訳だ」

「監視とも言うがな」

「具体的に行動をしないなら、それって同じことだって思いませんか」

「私としても、この街が破壊されていくのをただ見るだけと言うのはいい気分では無い。だが、そう言うあなたこそ、あの存在達と一戦交えたいならそうすればいい」

「それは、あなたの勝手だ。って言いたいんでしょう? そろそろアタシの耳にもたこができちゃいますよ」

「……」

「まぁいいや。じゃあアタシ、行ってきますね」

と言って、彼女はそのビルの屋上の淵から、一気に飛び降りる

その後、その廃墟ビルの前の道路から、眩い光の球体が飛び上がった


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