過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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[saga sage]
2011/08/26(金) 13:56:47.63 ID:nb6vtV28P
学園都市中に展開していた戦力は第7学区まで後退、それによって形成された学園都市内での防衛ライン
第7学区かそれ以外かを分けるこのラインまでの間で何が起きていたのか、恐らく誰も把握してはいないだろう
空中では一方通行が縦横無尽に飛びまわり、同時に青髪が複数展開した極少ブラックホールが乱れた流れを更にかき乱す
その上、二つの球体が敵に飛び付いては喰らい、更に球体を大きくしていき、地上からは多量の実弾・粒子砲・能力者の弾幕が飛び交う
光は捻じ曲げられ空気は乱れ、それによって生じた雲とそこからの雷撃がますます視界をカオスにしていく
一体誰が、この状況を正しく認識していて、どれだけの被害が出たのかを把握しているだろうか
それでも、時間だけは過ぎていく
そして
『……射線上には誰も入らないでくれ。やっと、時間になった』
『発射後、即座に"幻想殺し"のフィールドを再度展開する。これで、この1時間にも及ばない長い戦いは終わりだ!!』
グォン!! という何かが動きだしそうな音の後、地面は一気に揺れた
果たしてそれが、地震によるものなのか、地下レーザー砲の巨大な砲口が開こうとしている為に起きているのか、何か地上へ強い攻撃があたって衝撃が伝播しているために起きているのか、判断出来るのものは少なかっただろう
まず無線の電波がまともに拡散して居ないために、それには同士打ちの危険性すら有ったが
たまたま、レーザー砲施設の近くへ移動していた上条には、その砲の口が開いていることが確認できた
一体何に目標づけて攻撃すればいいのかすら分からない中で、果たして自分は何を打ち消そうとしたのかも、良くは分からない
だけどようやく終わる
『照射!!』
叫ぶ父親の声が聞こえた気がした。それが無線なのか、本当に肉声だったのか、わからないが
垂直に、ただ垂直に赤い色の光が、地面から天を貫いた
その衝撃で、生じていた雲は吹き荒み、一瞬、全てのものがそれに意識を向ける
我々の勝ちだ、と信じた者もいただろう
窓のないビルに引き籠ったままの住人は、その光の及ぶ先を観測しながら、しかし
「……やはり、こうなってしまったか」
と呟いた。その、直後
"神の国"によって正確に弾き返されたレーザー光は、宇宙的な距離によって生じた数秒の後に、逆に第7学区に大きな穴を作ってしまった
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