過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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864:[saga sage]
2011/09/10(土) 18:42:16.66 ID:0X3JsVYQP
ロンドンの建物らしいものがある

そう気が付いた時、彼女、神裂火織は既に空を奔っていた

しかし、畑から急にアスファルトの道路とブロックの歩道となる、移動してきたロンドンの区域に入ろうという直前で、それまでの勢いは無くなった

当然のことだ。彼女がここを一目散に目指したのも、そしてなかなかここから先に進めないのも

彼女は、彼女を必要とした天草式の建宮たちに命を賭して助けられて、今こうして在る

一方で、建宮達7人しかニューヨークに来れないように天草式に打撃を与え、数人の仲間を殺したのも自分だ

一体自分がどれだけのことをして、どれだけの仲間が生きていて、そしてどれだけ怨まれているのか

誰も生き残っていない可能性だってある

すぐにでも謝りたかった一方で、怖いのだ。それらを知ることが

「女教皇……?」

聞き覚えのある声が、そして聞きたくて、聞きたくなかった声が、横の廃墟から聞こえた

その方向を見ると、見覚えのある男の顔

神裂「牛、深」

彼女がその男の名を言うと、大柄の彼は一瞬喜んだような、そしてその後すぐに何とも言えない表情になった

ともすれば崩れてしまいそうな脆さを持った表情で、しかし彼は彼の得物である斧を強く握っているのが分かった

何処かを痛めているようで、力強さを感じなかったが、警戒しているのだ。自分を

「あの、アメリカに行った教皇代理や五和達は、どこかにいますか」


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