過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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868:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/09/10(土) 18:47:19.93 ID:0X3JsVYQP

全く持って、健康だった。それこそ、その情報を分析した脳以外は

一方(こンな状況を可能にした原因が、あの自らが溶け落ちるような感覚だってンなら。あれは)

"人の器を捨て、より大きな力の行使が可能になる"そのように、自分が吸収したあの巨人は言った

彼は、今はもうどんな疑問に対して答えてくれはしないが、その言葉は覚えている。自分が"我々に近い存在でもある"と言われたことも

つまりそれは、自分を失うという代償を払って、又は自分と言う障害・制限によって妨げられているものを引き出すと言う事だろうか

ということは、あのまま戦っていたとしたら。今頃、自分はこうやって打ち止めを撫でることも出来なければ、不味いが故に大量に余ったのであろう煮汁を飲んで不味いと感じることも

もっと言えばこうして自分を自分たらしめる肉体すら無かったかもしれない

嫌イヤ止めて、と主張するように頭を振りだした少女の反応を感じて、彼は手に込めていた力を抜き、髪に手を通す程度にした

そこまで落とせば、彼女は嫌イヤと頭を振ることは止めた。それでいい

とにかく、誰でもいいから触れておきたかった。ただそれだけの甘え

ふと、伸ばしていた腕が小さいと言える手に掴まれた。打ち止めの手だろう

一方「ン?」

片目を見開くと、少女はそこに立っていた

ただ、異様なのは先程まで飲んでいたココアの入った缶が地面に落ちていて、とくとくと中身が零れていること

一方「打ち止めァ……?」

今度は急に引っ張られた。彼女らしくない、強い力で

そして

「では、来て貰おうか」

と、つい最近聞いた、聞きたくない声の主の声が聞えた


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