過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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890:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/09/22(木) 05:12:44.18 ID:XtBQm+XVP
ズダン! と蹴破るかのような勢いで扉が開いた

先程の音の件で、彼らの交渉相手は確認と称して出て行ったきり帰ってこない中である

入って来たのは、ライフルを構えた兵隊に騎士が数人

青髪「刀夜さん!! はぁー、ここでしたか」

ドタドタと走り回る音も同時に入って来た。どうやら、この広い屋内を総当たりで家探ししていたようだ

刀夜「青髪君。どうしたんだい?」

青髪「どうした、って。外の音、聞えてないんですか!?」

団長「聞えていたが。やはり、さっきのは」

「具体的には、何が起きたのかは分かりません。しかし、火の手が上がっていたのは確認をしました」

刀夜「我々には交渉すら進める時間も無かったということか」

団長「しかしなぜ貴様らがここに入って来ている? 施設前の庭で待機させていたハズだ。交渉の場でそのような振舞いは、紳士的でないにも程が在る」

青髪「冗談じゃないで。あんなところに居たら、僕ら今頃ミンチですよ」

「群衆の中から攻撃を受けたんです。確認しているだけでも数名の被害が」

刀夜「なんだと? それは本当かい」

「は、はい。ですから、逃げ場としてここに押し入った次第です」

青髪「それに、交渉がどうとか言っている場合やないですよ、残念ですけど」

団長「どういうことだ?」

ドタドタと、更に数人の騎士が入って来て騎士団長の前に出た

「この市庁舎の中には、既にモスクワ側の人間は一人もいません!!」

団長「なに?!」

刀夜「何時暴徒が押し入ったとしても問題ないように、逃げられたらしいね。当たり前と言えば当たり前の反応だ」

団長「ロシア成教としても、猛る民衆の敵に回るわけにはいかない。奴らに、上手く矛先にされてしまったか」

青髪「四面楚歌の状況ですよ、完全に」

刀夜「その様だ。ひとまず私達の拠点に、この状況を伝えるべきだと思う。警戒しろという意味も込めて」


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