過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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そう、例えば
[saga sage]
2011/10/11(火) 08:36:29.02 ID:F/zw6ecBP
核弾頭、とわざわざ言う必要があったか
そんなもの、核兵器とは分からなくとも、実際に見ればそれらに準ずるとんでもない爆発だと容易に知覚出来る
むしろ、余計な不安を掛けまいと彼女は言わないつもりだった
何故言ったのか。それは、思わずこぼしてしまった言葉だった
迷いを導いた原因は思考。考えられる最大限の威力だった場合、着弾地点から計算すると
相(こんな小川の縁に身を隠したぐらいでは、駆動鎧でも防ぎきれないかもしれない)
だが、今出来ることではこれが最大限。他にどうしようもない
爆風を受けることで身を隠している土砂が全て吹き飛ぶことは無いだろうが、問題は兵器としての運用方法がおかしいことだ
通常の核兵器は、より広い範囲に熱波と電磁波と爆風の影響を与える為に、かなり高い空で爆発するものだ
しかし、得られた断片的なデータには、爆発予定高度など無い
相(設定されていない、もしくは使用した人間が適切な運用方法を知らないとしたら)
悪い想定がすべてと言う訳ではないが、こんな場面で核兵器などを持ち出し使用してくる人間だ
しかも、考えられる核は巨大な隕石粉砕用の目的に作られた特別製。地面ギリギリで爆発すれば、どうなるのか
一抹の不安があった
そして一番最初のエネルギーは、光だった
太陽を思わせる強い光に、太陽を思わせる熱量
その熱量が生む、異様な爆風、様々なエネルギーの波
覆った耳の上からも、膨大な大気の唸り声が彼女らの耳に伝わった
本当に、不幸である
直接爆風を浴びないにしても、熱波とともに吹き飛んでくる大量の超高温状態の土砂から身を守らなければならない。小川程度の窪みを埋めるには十分すぎる
そのために身減物質という未知なる高エネルギーの塊を原動力とする駆動鎧を用いた
具体的には、変幻自在の劣化身減物質を、垣根帝督の操るような繊細さを感じさせる羽根のようでは無く、盾の代わりにのっぺりと広く展開して駆動鎧に搭乗していない少女たちを守る、という方法で
しかしながら、である
この駆動鎧は今までの戦いで相当に損害を受けていて、応急処置程度しかなされていない
しかも、万能なエネルギー物質である身減物質も、垣根帝督本人の操るそれではなく、劣化コピーでしかない代物であり
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