過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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922:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/10/11(火) 08:48:36.90 ID:F/zw6ecBP

刹那の中で、アックアはフィアンマの方へ、貴様を守るべきか? と尋ねるような視線を送ったが、必要ないとばかりに無視をした

結果

フィアンマはその長すぎる刃を避けるのに、十分な距離をとって、一切当らなかった

距離をとった、と言うには彼は一切行動していない

ただ、祭壇の前に立っているフィアンマごと、ステイルとの距離が空間的にゴムのように伸びたのだった。完全にリーチの外なら、それは当るはずもない

伸び切った床に着地したステイルを横からアックアがメイスを叩きつけようと跳びかかるが

ガキン、と金属と金属の甲高い音が鳴って、メイスはステイルに触れなかった

原因は、棍の部分に繋がる金属の棒の根元に別の金属塊が当ったから

アックア「……ぬ」

ワシリーサ「こういうのって、邪魔しちゃ駄目だと思わない?」

フィアンマ「そこの女の言い分を聞けという訳ではないが、ステイルの事は俺様に任せておけばいい」

アックア「ならば」

ワシリーサ「あらら、こっちに来るのも勘弁して欲しいのに」

言いながらも、アックアの接近を予見していたように、柱の影などに大量の罠を仕組んでいるが

その中の一つが、アックアの体を掠めつつ反対側の壁に向かったが、壁に刺さるどころかグチャァと何かぬべったい感じに飲み込まれてしまった

何だ、この空間は。明らかに尋常じゃない

そう思う暇も、あまり無かった

ワシリーサ「いやいやいやいや、そんなんありぃ?!」

身を隠した目の前の柱がグニャとCの文字を描いて曲がり、そこからメイスの先端が向かってくるではないか

同時に、そこを起点していた罠型の術式が全部無駄となる

咄嗟に後ろに跳んだから、彼女は直撃は避けれたが

ワシリーサ(どういう訳かわからないけど、あっちにとってかなり都合の良い空間に作りかえられているとでも考えるべきか)

根本的に情報が無いのだ。だったらステイルに任せるのが一番自分にとってリスクが少ないだろう

そもそも下手に近づけば、自分がステイルの炎にも巻き込まれかねない

ステイルがフィアンマをどうにか出来ればいいが。失敗した際のこともある。だから、ここはアックアを引き付けるのが一番だ



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