過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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925:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/10/11(火) 08:50:15.42 ID:F/zw6ecBP
「ハァー、流石に早いなぁ、彼。もう完全に見えないよ」

膝に手を置いて、彼は遠くを見つめた

青髪「当たり前ですよー。人間の肉体年齢のピークを越えているなら、日頃の鍛錬の差がでるってもんですからね」

刀夜「うーん。歩くのなら慣れているんだけどなぁ」

青髪「オフィスワーク組だったからしかたないですよ」

刀夜「仕方ない、少々休もうか」

青髪「ええですよ。この辺は静かだし、なんなら、何か飲みモンでも探してきましょうか」

刀夜「いや、大丈夫。飲みすぎて吐きそうになっても困るから」

こんな状態でよくあのCIA本部を抜け出せたものだ。やはり最後にモノ言うのは運なのだろう

そんな風に、目の前の男を見る青髪

青髪「しかし、教会関係の施設なんてこのモスクワにはたくさんあるやろうけど、なんであの騎士団長さんは迷いなく奔って行けるんでしょーか」

刀夜「うーん。多分、彼の勘なんだろう」

青髪「勘、っすか」

刀夜「加えて状況的にも考えられるな。フィアンマというのは救世主なんだろう? それは宗教的に大きな力を持っているだろうから、多分、魔術的にも大きいものなんだろう」

「それはきっと、大きなエネルギーの塊だ。だから、彼は感じ取っているのか、もしくはそれを探知する方法を持っているのか。熱源探知みたいなものだとしたら、大きい分はっきりするんだろうさ」

青髪「へぇー」

刀夜「ま、私の知ってる範囲での仮定にすぎない話だ。本来なら君の方が専門家になっていた可能性もあったんだけど」

そう言って今度は青髪の方を向きなおした

青髪「僕が? 制御が厄介な後付け人工超能力ならありますけど」

刀夜「資料では、君はそういう部族というか家系に有ったらしい。何か特殊な制御術式を構築していた、とか」

青髪「うーん、覚えてへんですよ。確か赤ん坊の時のことですからね」

刀夜「そうか。……それなら、いいんだが」

青髪「いいんですか?」

刀夜「あ、いや。ま、まぁとにかくだ。私達も彼の後を追おう。もしかしたら、騎士団長の彼は既に着いてしまったかもしれないし」

青髪「了解でーす」


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