過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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だがエネマは欠かさない……!!
[saga sage]
2011/11/06(日) 02:46:21.38 ID:dQEA5iJzP
フィアンマ「なら、俺様は貴様にやられる訳にはいかない」
コン、という音が鳴った。それは、何かが床に落ちた音
再構築は完了した
アレイスター「……ほう」
音の正体は、彼がその手に持っていた、銀色の"衝撃の杖"
何らかの術式の切っ掛け、又はその全てとなり得ると予想される物が、アレイスターの手から離れて丁度フィアンマの背、祭壇の側に転がっている
前兆を全く見せない、部分的な空間移動
フィアンマ「姑息な時間稼ぎだったと笑えばいい。だがここは俺様の空間だ」
再び伸縮を始める聖堂。そして、破損していたハズの壁には彫刻が復活している
否、彫刻では無い。人型の存在そのものが埋め込まれるかのようにして、そこに在るのだ
しかも、その顔はギョロギョロと瞳を動かし、体は蠢いている
埋め込まれたことに抵抗しているようでは無く、寧ろ一つの生き物の筋肉や細胞が連なっているような一体感を感じさせる
アレイスター「これは、直接復活者を用いたか。大胆だが面白い」
フィアンマ「仮初だが、直接的に支配出来るだけ、物質的な霊装を配置するよりも、総合的な効果は向上している」
会話の前の段階では、この聖堂に今のような光景は無く、荒れ果てたまま。つまり、今までの会話の間に行ったこと
そんな短い間では、霊媒となる物質を置き、精密機械の内部をくみ上げるような、精度の高い制御術式兼要塞化術式の準備など、絶対に間に合いはしない
そもそも、必要な物品も足りないのだから。アレイスターが登場していなくとも、再構築には根本的なやり方を変える必要があった
そんな中で彼が登場したのだから、尚更事に性急を求められる。だからこそ、霊装という基本的には物質で自立的に行動しないモノを配置する代わりに、自ら術式の要素として変質させた復活者自身を直接施設に組み込ませる、という方法を採った
基本的にはフィアンマの意のままに動かせる彼らを使えば、時間も物質も必要はなく、しかも外からエネルギーを溜めこむ必要なく甚大な"天使の力"を扱えるようになる
とても合理的で、有益な方法
アレイスター「だがこれには欠点が有るな。全ての復活者を甘んじることなく使いきった君は、この聖堂の外への影響力を失ったことになる」
フィアンマ「構わない。最大の脅威を取り込んだのだ。例え貴様が貴様の中のワンオブゼムであったとしても、空間的な連続性が切断してあるならば、ここで貴様を消し去れば別の個体にまで影響が出る。なにより目の前の貴様も消えさえることになる。時間は十分だ」
アレイスター「ほう。この私を倒しきれると確信しているのか」
フィアンマ「杖も失い、移動手段も攻撃手段も封じた。今の貴様には、それこそ緑の衣切れとちょっとした照明程度にしか使えない、その体を包むうすらい光だけ。恐れるに足りん」
アレイスター「それが実際だったならば、私は今、窮地ということになるな」
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