過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
[saga sage]
2011/11/06(日) 02:48:33.06 ID:dQEA5iJzP
彼女は「はははっ」とゆっくり笑った
「ってことは、私達は随分と良いモルモット。つくづく実験台に縁が有るなぁ、私は」
エイワス「お笑いだろう? ともすれば、彼がやろうとしていることも、あちらにはお見通しなのかもしれない」
「もしそうだとしたら」
エイワス「そうだ、結果は既に決まっている。神という超常の塊に対して相対せんとする存在があるのも、それを投入して対応を見ている観測者の視点を考えれば、一種の安全装置のような働きとなる」
「観測者の意思から離れて暴走したモルモットを、それが作り成す神を、そしてその暴挙すらも、いつでも圧倒的な外部の力で踏み潰すための、ということか」
エイワス「制御装置・手段を組み込むのは、実験・思考の基本だ。それゆえに、非常に効率の良いアウトソージングとも言える。首にはずっと縄が巻き付けられていて、あとは足場を切り崩すだけだと言うのに、私達はその上を這うしかない」
「あんまりな想定じゃないですか、それって。彼も、そして君だって無駄になってしまう」
エイワス「確かに、客観的に見れば無駄かもしれない。が、これでも私は満足しているのだよ」
「満足?」
エイワス「そう。いざとなればの君達もいることだ」
「今の、答えになってないですよ」
数秒、間を置いた
エイワス「……私の興味の対象はどれも同じ。私から接しようとしない限り、どれもこれも向こうからは来てくれないのでね」
「辛い立場、ですね」
エイワス「だから、彼が崩壊する方へ進もうとも、あるいは何らかの解決の方へ進もうとも、私に求めてくるなら、私は彼に尽くすのさ」
「存在を必要とされない守護天使よりは、余程良いと」
エイワス「エイワスという存在、それ以前に、私は女だっただけだ。君と同じように」
え? と彼女が聞き返した先には、もう先代エイワスの姿は消えていた
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