過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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[saga sage]
2011/11/06(日) 02:52:33.40 ID:dQEA5iJzP
「げ。あれって、騎士団長さんやん!」
息の上がった上条刀夜の前を安全確認も兼ねて走っていた青髪が、先にそこで横たわっている男を見つけた
駆け寄ってみれば非常に弱弱しくも、息はある
刀夜「……遅すぎたようだね。最も、彼を倒してしまうような相手がいたなら、私達でどうにかできたかと言えば」
数秒して、息の荒くなった上条刀夜が聖堂前の砕けた地面や木々のある場所に辿り着いた
青髪「でも、盾ぐらいにはなれたかもしれへんですよ」
刀夜「彼はそれを望まないだろうさ。私達は、敵では無いって立場でしかないんだ」
青髪「そうですかね」
刀夜「じゃなければ、私達より先にはいかない。まぁ私が遅すぎたってのもあるだろうけど。それよりも」
言って、彼は聖堂の方を見た。見た目は、単なるロシア成教的な建築物である
青髪「それよりも?」
刀夜「私達が来る前にこのあたりに居た女性が気になるかな」
青髪「あれ、んな人おりました?」
刀夜「デスクワークは、内にも外にも顔を配るのが仕事でもあるからね。君は騎士団長の方へ気が行っていたのかもしれないけど、必要悪の教会、つまりイギリスの国家的な魔術組織の頂点の女性らしき人物が居たのさ」
青髪「イギリスのってことは、騎士団長の敵討ちってことですか?」
刀夜「さぁ、それはどうか分からない。彼と彼女は立場上睨みあう関係では有ったが、身内と言えば身内だからなぁ」
仮に、仇を討つと言うのなら、その場としてこの近くで怪しそうな場所は目の前の聖堂
教会の敷地内でここだけ、一切の被害を受けずに荘厳な雰囲気を残したままなのだ
何かぞっとするような雰囲気すら感じられる
青髪「多分、この聖堂の中に入ったんやと思いますけど、どーします? 入りますか?」
刀夜「もし入るならなら、覚悟が必要だよ。……少なくとも、ここは尋常ならざる空間だろうから」
こういうと言う事は、この上司も悩んでいるということか
フィアンマに用があるのだから、一番に怪しそうなここに入らないなんて選択は有り得ないのだが
そうやって、しばし行動の止まった彼らの背後から、ガシャガシャという機械的な音と共に女性の群が近づいて来て
相「見つけましたよ、上条刀夜!!」
と、その中の一人が言った
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