過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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967:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)[saga sage]
2011/11/06(日) 02:58:50.82 ID:dQEA5iJzP

アレイスター「それが許されるならば、それも一種の方法だろうがな」

それを、杖から生じさせた連続的な衝撃、つまるところ何らかのエネルギーを圧縮したような防壁で、彼は身を守った

ローラ「許される?」

アレイスター「この世界というものは、思った以上に気難しいものなのだ。その面では余程フィアンマの方が理解しているらしい」

ガリガリガリガリと削り合うような衝撃と衝撃の衝突する音の中で、アレイスターの視界の中に上条刀夜。ローラの後ろ、所々に生まれてしまった聖堂の出入り口を通して彼が来ているのを確認できた

もちろんローラの制御しきれないエネルギーが彼を押しつぶすようにも働いているはずだが、それをどうにかして解決しているのだろう

恐らくは、逆に自らのものとして貯め込む、と言う方法で

この類の力を制御すると言う事は、やはり彼もホルス的な力の使用方法をもわきまえているということになる

当然だろう。何しろ、彼はその"ホルス"的で最たるものである神と、その対極である"相対する者"の同系統に分類されるものなのだから

ここにきて面倒な動きをされるのも困る。彼にとっても今は最終段階だ

アレイスター「ふむ。底も見えたか」

ローラ「防戦一方でなにを言うか」

アレイスター「打ち倒すなら打ち倒す、分析するなら分析するで集中した方が目的結果の効率が良いだけのことだ」

ローラ「ふん。ならその分析の結果に、いかなる答えを見つけたるのかしら」

アレイスター「百の力を確実に押し返すなら、万の力を用いればいいだけのことだ。そちらが"母なる大地"ならば、こちらは"父なる天"を用いればいい」

浮遊しているモスクワの僅かとも言える大地を全てアレイスターにぶつける気なのかと思わせるほど、次々と土くれを引き出してはアレイスターへ向けて物質的な消費をもまるで気にしない彼女だが

土の中を、雷が奔った

そして、その術式の構築から、丸ごと紫電が沸き撒いて、それは弾き返されてしまう

アレイスター「さて、単純な計算だ。天と地、どちらが多く力をもっている?」

完全に空間的な広がりに依存する訳ではないし、十字教では天動説で神によって作られた地球は世界の中心だが

事実は地動説。そして宇宙は十字教内でも、永遠的な不明の空間として、分からないから生まれる恐怖の空間として、捉えられていたのも事実



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