過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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971:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)[saga sage]
2011/11/06(日) 03:01:08.48 ID:dQEA5iJzP
「……エイワス」

そこはどこか、など、瑣末なことでしかなかった

モスクワの何処か、それだけでいい

エイワス「ここにいる」

アレイスター「彼は?」

エイワス「いつでも。しかし、あの第一位には一番必要な要素が、"救世の意思"が無いままだが」

アレイスター「それについては仕方が無い。プランに最終信号を含めた妹達を利用した弊害だ」

エイワス「……彼だって、打ち止めや彼女を含む周辺の環境が激変してしまうのは、嫌だろうさ」

アレイスター「そもそも、何かを守るために戦うと言う事は、ある種、変化を望まない保守思考、ひいては救世という大規模な変化も望まないものだ。守るための変革という言葉もあるが、それは変革の意味するリスクを理解していない者の空論にすぎず、"一方通行"という存在はそのような浅い思考で停止するほど愚かでは無い」

エイワス「君にとっては、愚かな方が都合が良かったのだろう?」

アレイスター「否定はしない。あの少女の存在など、無い方が彼にとっては都合のよい事が多いと言うのに」

エイワス「それは君の主観の要素が強過ぎる。効率を追う事をよしとする君の価値観と彼のそれとは、別物だよ」

アレイスター「分かっている。だからこそ、キリストに対する"ロンギヌスの槍"のような、世界には変革が必要だと痛感させる刺激が彼には必要だった」

エイワス「だがそれは、今を見るに、間に合わなかった。刺激が足りなかったのかもしれないし、逆の効果となったとも考えられるが」

アレイスター「今となっては後の祭だが、彼にはもっと"自由"を経験させるべきだったかもしれない」

エイワス「あの女への実験で素体の作成には上手く言ったが、精神性に支障が出てしまったね。この状況なら、並みの人間なら変革意識は芽生えて当然なのだが」

アレイスター「第一線で仕事をさせたのも裏目に出てしまった。生まれたのは、当然に死が周りに有るという環境と、自分が悪と認識したものを悪とのみ見做して処理する連続性だけだった」

エイワス「もう一度、やり直すのも手だ」

アレイスター「手遅れだな。巻き込まれる力が大き過ぎる。だから、私は彼を利用する」

と、彼は異威を放つ聖堂の方を見た

エイワス「打ち止めに加えて彼も? それは、難しいと思うが」



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