過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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975:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)[saga sage]
2011/11/06(日) 03:03:16.66 ID:dQEA5iJzP

相「まだとぼけますか。あの時、破壊者達の集中攻撃を逸らすために、身代わりとして現れた、"神の化身"とイェスが呼んでいた出来そこないの巨大な骸骨」

酷く冷めた表情で問い詰める

相「あれが、何よりの証拠では?」

刀夜「その顔、他の女性の事で言葉をぶつけてくる詩菜にそっくりだ。……ふむ、ほんの一瞬にしたというのに、見られていたか。騙せないものだね」

やれやれと言いながら浮かべた頬笑みは、しかし、あまり快くは見えない

もちろん、問い詰められてイイ気分をする人間はそうそう居ないが、彼のそれは、最後までしたくなかったことに対して、決断をしたかのようなものに、変わった

次の言葉を待つ上条相の前で、彼は一気に、彼女を庇う様にして押し倒した

床に押し付けるわけではなく、肉の流動をしている聖堂の壁を強引に突きぬけるようにして、聖堂の外へ突き飛ばすように

彼女自身、彼の行動に反応できなかった訳ではない。ただ、引き金が引けなかったのだ。外部からの強引な神経介入によって、指がそれを受け付けなかった

微小機械を利用してのその手の事はアクセスをブロックしていたのにもかかわらず、それを違う方式で上回っての干渉

単なる人体ではない彼女に対して、そんなことが出来るのは、同列の存在ぐらいだろう

刀夜「答えはYES。私が彼を取り込んだといえば君も理解してくれるかな。ちなみに、私達に主従関係などはないよ。そして私にそうさせたのは、他でもない君達でもある」

彼女の上を覆う様にして彼女を見る刀夜は、壁を突き破った際にかかった謎の体液を受けて頭髪や皮膚や衣服が溶けてしまっている

同時に、微小機械では到底不可能な早さで回復し始めた

相「何故、私を」

刀夜「何故って、これ以上あの場に居たら私達も取り込まれていたからさ」

相「上条詩菜に似ていたから、私を庇ったのですか」

刀夜「完全にそれが無いとは言わないけどね。だがその前に君は、私の娘であり、姉なんだ。守るのに、他に理由はいらない」

相「……姉」

しばらく押し黙り、その後、彼女は唐突に刀夜を蹴り飛ばして、立ち上がった

行動に伴った表情が、そこには浮かんでいる

相「私の弟は消えた"イェス"と当麻だけです。あなたのようなオッサンに、そう言い寄られるのは不愉快です」


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