過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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976:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)[saga sage]
2011/11/06(日) 03:04:24.68 ID:dQEA5iJzP

刀夜「お、オッサンン? いや、そ、そもそも、危機的状況で女性を守るのは男の役割で」

相「何処かの誰が私の行動に干渉しなければ、自分で何とか出来ました」

そうは言うものの、恐らくかなり手酷く体を損傷していたか、壁を突き破るなど出来なかったか、そのどちらかだろう

刀夜「余計なことをしてしまったか。……このような言い方はしたくないが、君達が私を追いこんだからこそ、この上条刀夜はそれを利用できたわけでもあるんだよ」

相「追い込んだ?」

刀夜「お陰で彼の逃げ場を一つに絞らせ、そこへ誘導出来た。野生動物をケージの中に誘い込むようなものだったな」

刀夜「酷い言われようなので一応言っておくが、もちろん、私は姉上と共に消えるのを受け入れていた」

刀夜「その点では、私も彼女には悪いことをしたと思っているよ」

相「……」

目の前で行われる会話の一人相撲

しかしそれは、ただの独り言というにはまともなコミュニケーションになっていて、多重人格のそれに近い

まるで、少し前の上条当麻と自分の関係のようでもある

相「本当に、"イェス"……? いや、仮にあなたが"イェス"を取り込めることが出来たとして、そもそもあなたは、一体何者なのです」

刀夜「なんてことは無いさ。私は、神の対抗軸たる"相対するもの"を体現する"幻想殺し"を持った上条当麻という存在の、父親だ」

相「父親? それだけでは説明になりません」

彼女の言葉に、そんなことはない、と上条刀夜は首を振る

刀夜「いいや。それで十分なんだ。救世主を生んだ母親は、"聖母"という地位を得た存在である。ならば、その神に対する存在の親も、同じレベルの格があったって何も不思議ではないだろう?」

相「"相対する者"の父親だから、そのポジション故に異能の力があると?」

刀夜「キリストの父は神だと言う。だが、私は神と言われるほどの力はない。あるのはただ同族であるということだけさ。悔しいことだがね」

相「同族? 当麻以外に、"幻想殺し"を持つとでも言うのですか」

刀夜の右腕に視線を向けたが、とりわけその様な力を見せつけられたことも、アメリカにそんなデータがあった訳でもない

刀夜「聖母のポジション、と言ったとおりさ。後の神である救世主程の力をもたないが、それに準ずる影響力、そして直接的にも力を持つ存在。逆説的に言えば、そう言う要素があるから、その大きさに見合った力を行使できる」



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