34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/03/07(月) 19:42:27.43 ID:/pwNr4Li0
――――寝起きということもあるだろうけれど、放心状態だ。
呼び戻すかのようにトン、と、気安く肩を叩かれたのはすぐ後。
唯「ほぇ……?」
律「やっと気が付いた」
くしゃり、と笑う、溌剌そうな女の子がいる。
眼の焦点が、まだ合わない。
かろうじて確認できたカチューシャとおデコで、誰かを察する。
彼女は、クラスメイトの――
唯「あ……田井中さん、おはようございます……」
律「おはよう!? もう放課後だっつーの!」
やっぱり平沢さんってどっか抜けてるよなぁ、と明朗な笑い声が聴こえてくる。
笑われた。けれど、悪い気はしない。彼女の人徳のお陰だろうか。
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