50:別人 ◆Q7pSHpMk.k[saga]
2011/03/23(水) 02:21:39.56 ID:TqL+JquH0
同時刻、『猟犬部隊』専用車
真っ黒にコーティングされた大型車の中で、木原は状況にそぐわずのんびりと休憩している。
この車はいざというときの移動基地にもなるのだが、部下に対し必要な指示はすでに終えてあった。
(やれやれ、コイツもただ働きごくろーなことだぜ)
その木原の隣では、先ほどまで死に物狂いで取引していた『人材派遣』がコーラを飲んでいる。
さすがに名の知れた『人材派遣』だけあって、彼は状況にピッタリの人員を暗部の中から用意する事に成功した。
興味のない木原は、雇った相手の名前すら記憶していないが。
何でも、状況に応じて『駆動鎧』を取り換える男らしい。
とはいえ、今回彼が雇われたのはそれが理由ではない。
彼の持つ別の装備が役立つからだ。
(この第7学区で、衛星の目が届かないポイントは限られてくる)
(後はそこを町の映像監視網と無人偵察機で分析すれば)
(人間の目は誤魔化せても、機械的に発見頻度の高い侵入者(エラー)をピックアップ出来るって事だ)
その高性能の無人偵察機を持っている人間を、『人材派遣』は紹介した。
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