52:別人 ◆Q7pSHpMk.k[saga]
2011/03/23(水) 02:23:29.84 ID:TqL+JquH0
そこまで考えて、木原は頭を切り替えた。
予想に予想を重ねたところで正答が出るはずもない。
新しい事実が出てくるまでは、別の問題を考えていたほうが有意義だ。
そう。
木原には、もう1つ別の問題が生じていた。
すでに“対策を講じた”とはいえ、厄介さでいえばこちらの方が面倒なことになる。
(この状況で、“連中”が動き出した理由はなんだ?)
(『樹形図の設計者』か、『聖人のクローン』か、あるいは『バチカンでの対談』か)
(候補が絞りきれねぇな。ひょっとするとその全部って事も有り得る)
それからさらに5分ほど黙考した木原は。
「うし、もう1つ仕事を頼まれてくれねーかな、働きアリ君?」
「え」
『人材派遣』に、さらに取引を持ちかけた。
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