過去ログ - とある魔術と木原数多2
1- 20
58:別人 ◆Q7pSHpMk.k[saga]
2011/03/23(水) 02:29:55.32 ID:TqL+JquH0

目の前に広がる惨状に、寮監は表情一つ変えなかった。

ただ、わずかに眼光を鋭くしただけである。


「病院内に侵入してきた連中は、全員“折り畳んで”おきましたが……」

「やはり外にもいたんだね? 患者を守ってくれてありがとう」

「当然の事です。それより、数多についてですが」


寮監の言葉を聞いた医者が、分かってる、と言葉を遮った。


「健診を今日にしたのは、君らが病院を守ると思ったからだろうね?」

「では、やはり」

「まずは彼に連絡を取ろう。何が起きているのか確認するべきだ」


そう話す2人の陰では、『管理個体』が赤く染まった自分の手を無表情で見つめている。

この瞬間。

彼女のスイッチが入ったことに気づいたものは、“この場には”誰もいなかった。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
480Res/180.77 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice