過去ログ - 男「なんか、シャワールームに人の気配がするんだけど」
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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/03/08(火) 15:16:37.19 ID:AB00Iqtxo
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   同居一日目 昼前の庭

男「で、いったいどうしてこうなった……」
少女「それは、そのー」
姉「あらら……」

男「働かざるもの食うべからずって、手伝ってくれるのは良いんだが。
 食器を洗ってくれと頼んだら、次々に割ってくれて」
姉「お掃除お願いしたら、廊下が水浸しになりましたね」
男「洗濯物を頼んだら、コレか」
姉「水溜りにツッコムなんて、よっぽど運がないですよね」

少女「うう……」
男「運がないというか、そもそも家事をしたことが無いのか?」
少女「はい。シたことないでス……ごめんなサい」うるうる

姉「気にしないでいいですよ。こちらも、確認せずに任せてしまったのが悪かったわけです」
少女「でも、こうやって逆に迷惑かけて」
姉「いいんですよ。慣れなければ失敗するのは当然です」

男「ま、ウチが前時代的な生活をしてるってのも、あるけどさ。
 いまどきメイドロイドもいないなんて、うちくらいだ」
姉「まあ、中流以上の家庭にはたいていロボットが居ますからね。
 家事を任せきりにして、仕事とかに余力を注ぐのが普通ですから、できなくて普通です」

少女「えっと、その――」

男「うちの設備が一世紀くらい遅れてるのは自覚あるし。
 失敗してもしょうがないさ」
姉「一世紀って、2011年ですか。さすがにソレよりはちょっとは進歩してますよ?」
男「せいぜい、オーブンレンジが最新式とか、そんな程度だろ」

少女「と、とりあえず! この落としちゃった洗濯物、洗いなおしてきます!!」ばっ
姉「あっ、少女ちゃん……どうしたんですかね」
男「洗濯物が痛むからだろ? ただ、大丈夫かな……」
姉「ええ、また何かありそうで」

少女「きゃー!」

姉「見てきますね」
男「悲鳴が上がる間隔がだんだん短くなるなー」

姉「男くんも関心してないで、廊下の掃除とか引き受けてくれませんか」
男「あー、ちょっとこれから学校の復習でもしようかなーと」
姉「お昼ご飯は抜きでいいですか?」
男「喜んでやらせていただきます、軍曹!」しゅたっ


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