313:おまけ特別編2:とある当麻の感冒看病 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/03/12(土) 21:01:35.17 ID:nv16jnyz0
―――ピピピ
―――ピピピ
と、小さな電子音が鳴り響き、
上条当麻は、溜息を一つつきながら、脇に挟んでいた電子体温計を取り出し、
小さな液晶画面に表示された自身の体温を見て…先程よりももっと大きな溜息を新たについた。
ディアボロ「―――『38度5分』か」
インデックス「うわぁ…おでこも凄い熱いんだよ」
ディアボロ「完全に風邪だな。それも結構重症な部類の」
上条「マジかよ……昨日の夜辺りから調子悪いとは思ってたけど…」
上条から体温計を受け取ったディアボロもまた、上条と同じような溜息をつき、
心配そうな顔をしたインデックスはベッドの上で布団に包まって赤い顔をしている上条の額に手を置き、
その肌の熱さに驚いた。
上条「タチの悪い風邪が流行っているてのは聞いてたけど…」
上条「まさか自分がかかる破目になるとは…上条さん一生の不覚…」
―――季節は『秋』
例年よりも気温が寒く、木枯らしが吹き荒れる秋故か、
日本全域において、『流行性感冒(インフルエンザ)』とは別に、
症状が重くて長引く悪性の風邪が大流行をしていた。
人類の歴史とは『感染症』との闘いの歴史でもあるが、
『ペスト』『天然痘』『コレラ』『赤痢』『結核』と、
数々の凶悪無比な『感染症』を医学の進歩という武器で凌駕し、駆逐していった人類も、
『インフルエンザ』と『風邪症候群』ばかりは、未だに如何ともしがたいというの現状であり、
それは『この世界』における科学の最先端を行く『学園都市』でも同じだった。
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↑※流行する風邪のイメージ像
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