44:『究極生物編』:第13話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/03/09(水) 20:34:42.50 ID:5h9o0lE70
欠番個体「『撃滅個体』……」
佐天「その顔…その声…つまりアナタは」
初春「『シスターズ』…ミサカちゃんの姉妹ですか!?」
驚く一同を余所に、『撃滅個体』は他の姉妹達には無い、
感情と思しきモノ…それも確かな『嘲笑』をその口角に浮かべながら、
ライダーブーツでアスファルトを踏みしめながら、三人へ近づきながら、
手にしたナイフの様な物をクルクルともてあそぶ。
撃滅個体「そうだと最初からミサカは言っている」
撃滅個体「俺は『ミサカ19090号』をベースに新生した全く新しい『ミサカ』であり…」
撃滅個体「そして―――」
言いつつ、彼女は赤のゴーグルを装着し、
その血の様に赤いバイザーに電気が通り、仄かに輝きだせばッ!
撃滅個体「―――キサマを『 殺 す 者 』だッ!」
手にしたナイフをサーベルグリップに構え、
そのまま低く跳びつつ突進の刺突の攻撃ッ!
―――コイツは『ネオドレス』の追手ッ!
―――ヒュッゴッ!
欠番個体「―――ッッ!?」
佐天「きゃっ!?」
初春「み、ミサカちゃん!?」
『欠番個体』はとっさに、
背後の2人を後方へと突き飛ばしつつ、
紫電の如きナイフのヒト突きを回避するが、
撃滅個体「この程度は避けるか――そうでなくては…」
立て続けに飛んで来たのは、身を反転させての左裏拳ッ!
これは回避出来ないッ!
撃滅個体「おもそろくないッ!」
欠番個体「っあぐっ!?」
顔面への直撃ッ!
しかし倒れそうになるのを『欠番個体』は堪え、
『同位存在』へと相対する事への抵抗感を覚えつつも、即座に反撃へと出たッ!
お返しの右フックだッ!だがしかしッ!
撃滅個体「―――フンッ!」
ボクシングのスウェーバックの様な上体を見事に使った回避技術と、
蝶の様に軽やかなフットワークで、反撃の右フック、並びにそれに続いた反撃の拳打や蹴撃を、
まるで自身の肉体が蜃気楼か何かであるかの如くユラユラと回避してしまう。
欠番個体「―――どうして!?」
撃滅個体「何故当たらない…かだとぉぉーーーー!」
撃滅個体「莫迦めッ!俺はキサマの戦闘データをベースに調整を受けているッ!」
撃滅個体「 加 え て ッ !」
―――ド ボ オ ッ!
欠番個体「―――あぐゥッ!?」
『欠番個体』の腹部に、『撃滅個体』のパンチが突き刺さるッ!
撃滅個体「俺はオマエの様な欠陥品では無く…正しい規格を満たした『ミサカシリーズ』ッ!」
撃滅個体「戦闘プログラムの錬度がダンチなのよぉぉぉッ!(キサマとは違う)」
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