過去ログ - 上条「…ディアボロ?」11
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529:おまけ特別編2:とある当麻の感冒看病 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/03/13(日) 21:26:19.94 ID:q8vxAN7f0


―――『味噌粥』
文字通り『味噌』と一緒にご飯を煮たお粥の事で、
加えて、好みでネギとか生姜とか卵とかを入れたりするのだが、
麦野とディアボロが上条の為に作った味噌粥には、刻んだ青ネギと、
おろし生姜が入っていて、味噌と生姜の匂いは実に食欲をそそる。

上条「――――ゴクリ」

朝から何を食べても吐いてしまうだけで、
胃も腸も完全にすっからかんである今の上条には、
この生姜と味噌の匂いはたまらない。

思わず出て来た生唾を飲み込むと、
レンゲで土鍋の中の薄茶色のお粥をよそうと、
フーフーと息で冷ましながらチュルリと味噌粥を啜った。

上条「(おおおお……これは!)」
上条「(ヤバイぞ…スキっ腹に染みわたるじゃないですか)」

体が芯からあったかくなるこの感じッ!
実にグッドッ!実にベストッ!ンまあ 〜〜〜いっ!!

上条「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!」

汗をかいてきた上条はパジャマの上を脱ぐと、
健康的な汗を流しながら、『味噌粥』を掻き込んだ。
上条の体は本来食事を求めているのも関わらず、
『風邪』によるダメージがそれを阻害していのであり、
生姜とネギによる滋養強壮効果が、それを取っ払った今、
上条の食欲を阻むモノなどなにもありはしなかった。





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