604:おまけ特別編2:とある当麻の感冒看病 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/03/13(日) 23:50:14.14 ID:q8vxAN7f0
佐天「―――あーーー!健康って素晴らしい!」
欠番個体「まだ病み上がりですので、余り出歩かないほうがいいのでは?と」
欠番個体「ミサカは涙子の体調を心配します」
佐天「ダイジョブジョブ。スミレちゃんの看病のお陰で、直ぐに良くなっちゃった」
初春と同じく風邪をひいていたはずの佐天は、
一応マスクを口に当ててはいるものの、
上条や初春と同じ種類の風邪にかかったとは思えない元気さで、
隣で、柵川中学の制服に身を包んだ『欠番個体』の少女…
現在では『御坂スミレ』を名乗っている少女の背中をバシバシ叩いた。
『ネオドレス』との戦いの後、
ついに生まれて初めての当たり前の日常を生きる事を許された『欠番個体』の少女は、
今では佐天や初春のクラスメートとして、学生生活を謳歌していた。
佐天「それしても…スミレちゃんの作ってくれたお粥」
佐天「食べただけですっごい元気が出たんだけどさ」
佐天「特徴的な味だったけど…何が入ってたの?」
欠番個体「―――秘密です。と、ミサカは涙子に悪戯っぽく微笑みかけます」
―――言えない。
『バオーの幼虫』の煮汁を入れていたとは言えない。
例え良く効いたとしても言えない。
欠番個体「(良薬とは決まってゲテモノなので…)」
欠番個体「(効いてくれるのはいいことなのですが…)」
欠番個体「(これに関しては言わない方がいいでしょうとミサカは真相を隠します)」
無論、良かれと思って、佐天の事が心配でやった事だが、
こういう場合は隠し事をしても御釈迦様だって怒るまい。
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