過去ログ - 上条「…ディアボロ?」11
1- 20
646:おまけ特別編2:とある当麻の感冒看病 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/03/14(月) 01:08:09.01 ID:FYw8sbF80


垣根の唇より自分の唇を離した初春が、ネットリとした粘度の高い視線で2人の来訪者を見た。
この日の、佐天涙子も御坂スミレの不幸は、『獣』の手の中の初春飾利が、
ただ『貪り喰われる』だけの生贄の巫女などでは無くて、『獣』を手懐けるに足るだけの『女獣』と化していた事。

初春「人の情事に乱入しておいて―――なんの『落とし前』も無いのはダメですよね、やっぱり」

初春に見つめられた佐天は、思わずゴクリとツバを飲んで、金縛りにあった様に動けなくなった。
初春とは『親友』をやっていて随分と長い時間になる佐天だが、初春がこんな表情や視線の出来る少女だとは思っていなかった。
まるで、オデュッセーとまぐわう魔女キルケーの如き淫靡さであり、同じ女性である筈の、
それも初春などよりは『その手の事』ではずっと進んだ所に居た筈の自分ですら、思わず色気にクラリと来そうな程だった。

初春「ねぇ…カッキーくぅん?」
垣根「確かにそうだな、ウイちゃん」

2人が、クスリと笑った。
佐天とスミレは思った。マズい…逃げなくてはッ!
逃げなければ…取って喰われるッ!

佐天「さ…さいならーーーーーー」
欠番個体「とんずらこきますとミサカはーーーーーー」

そう言って逃げ出そうとする2人の体を

初春「だーーーめ」
垣根「逃がさねぇよ」

触手の如く伸びた『羽』と『植物の蔦』が捕えたのであるッ!




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/401.27 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice