683:おまけ特別編2:とある当麻の感冒看病 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/03/14(月) 02:29:37.08 ID:FYw8sbF80
徐倫「ねぇパパ」
承太郎「何だ」
徐倫「今日はどうして帰って来たの?」
徐倫「お仕事は?」
そんな徐倫の問いに、承太郎は、
何の澱みも無く答えた。
承太郎「仕事が早めに切り上がってな」
承太郎「それで帰って来た」
承太郎「帰って来る途中で…ママからお前が風邪だと聞いた」
承太郎「それだけだ」
―――嘘である。
本当は徐倫ママより徐倫が風邪だと言う電話をもらって、
仕事を自主的に早めに切り上げて急いで帰って来のである。
それも、SPW財団から借り受けた私用ジェットを使って…
しかし、空条承太郎は不器用で冒頓な男である。
そんな真実を、娘に告げる事は決してない。
徐倫「えへへ」
しかし、そんな真実は知らずとも、
パパが帰ってきてくれたと言うだけで、娘は嬉しいモノであった。
徐倫は、スプーンをお粥の中に一旦入れて、
満面の笑みを共に、承太郎に抱きついて、言った。
徐倫「パパの事…」
徐倫「わたし、だーい好き」
承太郎「…………」
承太郎はそれに対してもいつも通り静かで、しかし
承太郎「…………」
無言で徐倫の頭を、その徐倫の大好きな大きな掌で撫でるのだった。
―――以上で『エピローグ』は終わり
―――色々と、酷いシーンもあったけど、
―――最後は無理矢理『いい話』で締めて
―――それでこのどうでもいいオマケの零れ話は
―――どっとはらい
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< To Be Continued... | |
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