97:『究極生物編』:第13話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/03/09(水) 23:42:54.38 ID:5h9o0lE70
限界まで与えられた回転エネルギーによる衝撃と、
肉体へと累積したダメージ、そして絡み付いた鎖により、『バオー』には逆らう事が許されないッ!
そんな『バオー』の肉体を、『撃滅個体』が空中で掴み取り、
脛によるギロチンチョークを極めた状態で、そのまま落下していくッ!
このまま落下すれば、
『バオー』の首は『ギロチン』と化した『撃滅個体』の脛と地面によって千切り斬られてしまうッ!
『バオー』の急所は頭部ッ!如何に『バオー』とて、首を切断されればそのまま惨殺処刑されるノミだッ!
撃滅個体「(銃でもダメだ…剣でもダメだ…)」
撃滅個体「(キサマを殺すのは…ミサカの肉体だッ!)」
撃滅個体「(キサマの『死』を…ミサカの肉体と魂に刻みつける為にッ!)」
―――『撃滅個体』の『存在意義』は『「欠番個体」を殺す事』。
そしてそれは、『欠番個体』を殺した瞬間に果たされてしまう。
例え戦いに勝利して生き残ったとしても、その時点で、彼女は『存在理由』を失うのだ。
それは『精神の死』を意味し、事実上、彼女は『死ぬ』に等しい状態となるだろう。
だからこそ『欠番個体』への『トドメの一撃』は『特別』なモノで無くてはならない。
全身全霊を賭ける様な、この自身の体も砕けてしまう様な、特別な一撃でなければならない。
『撃滅個体』の肉体は、どの道、長生きできるようには作られていない。
対『バオー』用の無理な調整に、『B液』の使用後の副作用…
自分は、『バオー』を斃した瞬間に精神的に死に、そして程なく肉体的にも死ぬだろう。
撃滅個体「(しかしそれこそが我が『存在意義』ッ!)」
だが、彼女はその運命を既に受け入れていた。
だからこそ、全生命を燃やし尽くす様な一撃を、己れもろとも『バオー』へと叩きつけるッ!
撃滅個体「死ねぇぇェェェェェッ!バオォォォォォォォッ!」
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