過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/03/09(水) 03:47:39.85 ID:SvKeaTpjo
一方通行は助けたばかりの守るべき少女たちから聞いた。
きっかけは、彼女らが驚愕の表情とともに、ある方角を見て固まったこと。
小さいほうの少女、打ち止めが彼に抱きついてくる。

「なンだ?」

少女らを助ける際に殲滅した特殊部隊の残骸がそこらに散らばっている。
何か子供が見るべきではないものでも見てしまったのか、腕の中の少女はしきりにしゃくりあげていた。

「あの人が……あの人がぁ…・・・」

「あの人、だァ……?」

一方通行は首をかしげる。
もしかして、黄泉川や芳川に何事かあったのが、ネットワーク経由で伝わってきたのだろうか。

「あなたの言う、"ヒーロー"さんのことだよ」

もう一人の少女、番外個体の言葉に、彼は彼女のほうを見た。
そして、言葉を失う。
彼女の双眸からは、大粒の涙がぽろぽろとこぼれていた。
初めてみる、少女の表情。

「負の感情を拾い上げるってのは、やっぱりつらいね。
 特に今みたいに、ネットワークが同じような感情一色の時は、ね」

「おい待て、あの三下がどうしたってンだ?」

「あの人、あのバカデカい空中要塞と一緒に、北極海に沈んじゃったんだってさ」


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