過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
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328:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage saga]
2011/04/17(日) 02:19:01.01 ID:6dTTluKVo

「お姉様と言えば」

結局一方通行が開けてやったプリンを美味そうに頬張りながら番外個体が言う。

「今ロシアにいるんだって。あなたは知ってた?」

「なンだって、オリジナルがロシアなンかにいンだァ?」

一方通行は訝しく思う。
他の上位レベル5と違い、御坂美琴は唯一暗部に落ちていない。
一山いくらの暗部の人間ならともかく、一般の学生である彼女が戦場に送りこまれることなどあり得ない。
だが、番外個体の浮かれたような表情を見る限り、そんな事情とは無関係のようだ。

「戦地のド真ん中にいる愛しの人を助けるために、超音速機をハイジャックしてロシアまで行っちゃったんだとさ。
 にしし、若干歪んだ愛ってやつかなぁ」

「…………はァ?」

頭がその文章の意味を理解するのに、たっぷり10秒はかかった。
大切な人のためにわざわざ戦禍の中心に身を投じるなんて、馬鹿げている。
だが、自分も全く同じだったということに気付き、思わず顔をしかめた。



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