過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
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382:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage saga]
2011/04/21(木) 02:07:47.46 ID:jyC5AdQro

上条の記憶喪失は既に担任である月詠小萌からクラスメイトにも伝わっているようだった。
クラスメイトたちから自己紹介を受けたり、担任と名乗った小萌を信じられずに高い高いをしたり、と時間は過ぎて行く。
彼らなりにいろいろ考えてきてくれたようで、面白おかしく上条とクラスメイトの想い出を聞かせてくれた。

「……それでもうちょっとマシなお願いをすればいいのに、カミやんってばこーんなセリフを吹寄に吐いちゃったんだぜぃ?
 『一生のお願いだから揉ませて吹寄!!』、ってな?」

「まったく! そんなだから貴様らは三馬鹿って言われるのよ。
 もう少し考えてものを話しなさい!」

「……覚えてないので、俺を睨まれてもとっても困るのですが……」

「はふー、倒れた机や椅子の真ん中で吹寄ちゃんが仁王立ちしていたのを見た時は、すわ学級崩壊かと思ったのですよ?」

「それで。結局『肩揉みホルダー君』は。どうだったの?」

「その時は注文してたけどまだ届いてなかったんやと。全く殴られ損のけったいな話やでー」

青髪ピアスが首をやれやれと振る。
それに金髪の男、土御門元春がボケを被せ、吹寄制理が呆れたようにため息をつき、姫神秋沙と月詠小萌がクスクスと笑う。
とある高校の、とあるクラスの日常光景だ。

ただ一つ違うのは、上条当麻が輪の中心に入りきれていないということだけ。



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