過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
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42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/10(木) 23:23:52.09 ID:PFiwFxcvo
「方角が分かれば多少は楽かも知れませんけど、距離が分からないことにはなんとも。
 もしかしたら、何百キロも向こうかもしれませんよ?」

「だったら、虱つぶしに探せばいいわ。
 それに、何も自分の眼だけで探す必要もないのよ」

「魔術は役に立たないのよ? 恐らく千里眼のような魔術だって破壊されてしまうんじゃない」

「超能力だってそうでしょうね。だったら、超能力もマジュツも使わない方法で探せばいいのよ」

「まさか飛行機でも使うのですか? とミサカは訊ねます」

「いいえ、使うのは飛行機よりももっと高い所にあるもの、よ」

美琴は天井を、正確にはそのはるか上空を指さす
その言葉に10777号は手を打つが、魔術師の少女たちはぎょっとする。

「む、む、む、無茶ですって。私たちは自前じゃそんなもの用意できませんし、どこも使わせてなんかくれませんよ!」

「そうよ。そんなものを奪おうものなら、一瞬で軍隊が飛んでくるわよ!」

「いちいち許可なんてめんどくさいものは取らないし、痕跡だって残さない」

美琴はポケットから自らの携帯電話を取り出した。
カエルのデザインの本体から揺れるのは、上条のものと色違いのストラップ。
それを一瞬だけ寂しそうに見つめると、気を取り直したように反対の手でPDAを掴みあげる。

「『超電磁砲』の真髄、見せてあげる」


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